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ダミアン・ハースト 日本初の大規模個展。国立新美術館で3月に開幕!

イギリスを代表する現代アーティスト ダミアン・ハーストの日本初の大規模個展が開催されることが発表となった。会期は2022年3月2日(水)〜5月23日(月)、会場は六本木にある国立新美術館だ。

ダミアン・ハースト 《神聖な日の桜》 2018年 カルティエ現代美術財団コレクション、パリ Photographed by Prudence Cuming Associates. © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022

ダミアン・ハースト(Damien Hirst)は、1965年イギリス・ブリストル出身の現代美術家、実業家、アートコレクター。「生と死」をテーマとした作品を制作し、死んだ動物をホルムアルデヒドで保存したシリーズなどが有名だ。

▼ダミアン・ハーストについて、3分でわかる解説記事はコチラ

30年以上にわたるキャリアの中で、絵画、彫刻、インスタレーションと様々な手法を用い、芸術、宗教、科学、そして生や死といったテーマを深く考察してきたダミアン・ハーストだが、今回の展覧会で披露されるのは、最新作である「桜」のシリーズだ。

スタジオでのダミアン・ハースト 2020年 Photographed by Prudence Cuming Associates. © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022

▼ダミアンハーストの「Cherry Blossoms(桜)」シリーズについても解説

今回の展覧会では、ハーストが丸3年かけて描いた107点からなるの絵画シリーズのなかから、ハースト自身が厳選した24点の作品によって展示空間を作り上げる予定だという。

ダミアン・ハーストのスタジオ風景 Photographed by Prudence Cuming Associates. © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022

「桜」シリーズでは、19世紀のポスト印象派や20世紀のアクション・ペインティングといった西洋絵画史の成果を独自に解釈し、色彩豊かでダイナミックな風景画を完成させている。1980年代後半以降、抽象絵画中心にを制作してきたハーストにとっては、色彩や絵画空間に対する探究の大きな成果ともいえる。

作品は、大きいものでは縦5メートル、横7メートルを超える。Youtube上では、その制作風景も公開されており、長い絵筆を使い、時には絵の具を投げつけるようにしながら、巨大なキャンバスに向かい合うダイナミックな制作風景を覗くことができる。。

ユニークなNFTプロジェクト「The Currency」をスタートさせたり、ラッパーであるドレイクのアルバム・アートワークを手がけたりと多くの分野の話題に事欠かないダミアン・ハーストだが、今回のシリーズについてハーストは「『桜』のシリーズは美と生と死についての作品です。」と述べており、かねてより生や死テーマとしてきた彼の作品のエッセンスを感じることが出来そうだ。

▼アーティストであり、有能なビジネスパーソン! ダミアン・ハーストのマルチな活動についてはコチラの記事から

3月には敷地の周囲に桜が咲き乱れる国立新美術館。ダミアン・ハーストの描く「桜」との対比を楽しみに待とう。

ダミアン・ハーストのスタジオ風景 Photographed by Prudence Cuming Associates. © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022

【展覧会情報】

ダミアン・ハースト 桜

会場URL:https://www.nact.jp/exhibition_special/2022/damienhirst/
会期:2022年3月2日(水)~5月23日(月)
開館時間:10:00~18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
会場:国立新美術館 企画展示室2E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2

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文:ANDART編集部