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スタッフインタビュー

「資産・投資の体験もセットで提供したい」ANDART・松園詩織が見据える“アートの未来”とは?

TOKYO FM「DIGITAL VORN Future Pix」(毎週土曜日20:00~20:30) に弊社代表松園が出演いたしました。

笹川友里さんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DIGITAL VORN Future Pix」。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。

8月7日、8月14日と2週続けて出演させていただきました。本記事では、8月7日の放送内容についてまとめています。是非ご一読くださいませ。

(左から)松園詩織、笹川友里さん 画像引用:https://tfm-plus.gsj.mobi/

日本初のサービスを提供するANDART

ANDARTは、“テクノロジーでアートと社会を結び、拓く”というミッションのもと「日本で初めてアート作品を複数人で共同保有できるプラットフォーム『ANDART』と、若手のアーティストを中心に数万円から実物の作品を購入できるオンラインサイト『YOUANDART』を運営しています」と松園。

「いま日本では、シェアリング文化がかなり浸透してきていますが、高額のアート作品となると、個人ではなかなか所有しづらく手が出しづらい。金銭的にも物理的にもハードルが高いものなので、“1枠・1万円からオーナー権を購入できるサービスがあったらおもしろいのでは”というところから起業しました」。

また、「“自宅に作品を置く”だけではない、新しい作品の持ち方。“誰もが知る作品のオーナーになる”という体験自体に価値があるんじゃないかと思っています。オーナーという関係値ができて、初めて作品についてより詳しくなったり、リスペクトを持ったり、そういった体験も提供できる」とメリットをあげる。

そのほか、オーナー権を購入後、ユーザー間でオーナー権の取引(売買)も可能となっており、なかには利益を生んでいるユーザーもいる。「アートの魅力の1つとして着目しているポイントは、投資的な側面があること。グローバルだと、アートは富裕層の資産ポートフォリオに必ず入ってくるものなので、日本のユーザーさんにも、そういったアートの魅力を楽しんでいただきたい。売買によって、結果的に資産・投資になったという体験もセットで提供したい」と思いを語る。

アート市場に参入して得た気づき

「小さな頃から純粋にアートが好きだったから」という理由で、専門知識やキャリアはなかったものの、2018年9月にアートの市場に参入した松園。「日本のアート市場は、世界に比べて“鑑賞”と“購入”のあいだの隔たりが大きく、“アートのマスサービスが全然存在していない”とかなり前から思っていた」と語る。

松園いわく、ANDARTのようなアート作品を共同保有するビジネスモデルは、起業当時はシンガポールのみに存在していたぐらいだったが、ここ数年で、アメリカ、イギリス、韓国、中国なども参入しており、「いま、アート市場は熱い」と言い切る。さらには、“NFT(非代替性トークン)”によって「アート作品自体の流通がすごく滑らかになった。ANDARTが提供するシェアサービスは、作品を家に置くのではなく、我々が代表して保管したうえで、みなさまにはデジタル上で持ってもらう。そういうモデルが出てきたことは、ANDARTとしてもすごくポジティブに捉えている」と期待を寄せる。

日本人がお金を投じるカルチャーを…

日本のアート市場に目を向けてみると、展覧会や美術館への来場者数は世界でもトップクラスという松園。一方で、アート作品の流通額になると、世界で3%以下になってしまう(※)そうで「とにかくアートを購入するというカルチャーが弱い」と強調する。

(※)参考: 「日本のアート産業に関する市場調査2020」(一社)アート東京、(一社)芸術と創造、世界の美術品市場の国別割合(2019年)

葛飾北斎をはじめ、日本のアート作品は海外でも人気が高く、日本の作品を所有している海外のコレクターも数多くいる。そうした現状については、「日本のアートに興味を持ち、欲しがってくれるのは喜ばしいことではありつつ、日本人が(アートの)文化にもっとお金を投じるようなカルチャーだったり、それを促すようなプレイヤーの数や仕組みなど、全体的にまだまだ伸びしろがある市場だと、ずっと言われている」と説明する。

またANDART社では、若手アーティストによるアート作品を数多く取り扱っているオンラインサイト「YOUANDART」の運営にも力を入れており、「まだまだ力不足で、我々のオンラインサイトで取り扱えばすごく売れる、という流れはできていませんが、将来的には、『YOUANDART』に出品していただくとグローバルで(ア―ティストや作品の)知名度があがるなど、コレクターにきちんとマッチングできるような世界を目指している」と展望を語っていた。

こちらから再度お聞きいただけます!

聞き逃し方や、もう一度お聞きになりたい方は以下リンクにて是非!

8月7日放送分 DIGITAL VORN Future Pix Vol.17(DIGITAL VORN Future Pix) #AuDee

▶︎ https://audee.jp/voice/show/33770

8月14日放送分 DIGITAL VORN Future Pix Vol.18(DIGITAL VORN Future Pix) #AuDee

▶︎ https://audee.jp/voice/show/34019

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提供:Tokyo fm+