
今注目すべき気鋭のアーティスト:Jeremy Yamamura
Jeremy Yamamuraのプロフィール

1981年フランス・ボルドー生まれ。
ボルドーでビジュアルコミュニケーションを学び、2004年に卒業してから数年間ロンドンに移る。グラフィックデザイン、ウェブ&グラフィックデザイン、アニメーション、ビデオのフリーのアーティストとして働いている間、VJingという音楽に合わせてリアルタイムで映像を作成したり操作するビジュアルパフォーマンスと出会い、ロンドン周辺の会場で演奏を始める。
2005年、ホクストンスクエアを拠点とするクリエイティブ・エージェンシーに入社。
ロンドン在住中の2005年に初の展覧会を開催し、2006年には日本に拠点を移し、展覧会などで活躍。
その後フリーで動画、グラフィックとWebデザイン、アートディレクション、イラストなどを担当した後に2009年に中目黒のプロダクションに入社。
2011年には自身が監督、編集、アニメーションを務めた『Mutant Session』のミュージックビデオでBest Music Video award at NYIFVF (New York International Film and Video Festival)を受賞している。
モーショングラフィックスや監督としての仕事の傍ら、DOGZZZ(ドッグズゥ)は彼の生涯のプロパガンダとなっている。
作品の特徴
彼の活動は幅広く、きゃりーぱみゅぱみゅのキャンペーン動画のアニメーションや広告ポスターのアートディレクションを手がけていたり、DJとしても活動していることからも、彼のアーティスト活動における音楽との深い関わりを感じさせる。
特にジェレミーが手がけるアニメーションはどれも親しみやすく、どこか個性的で印象に残りやすいものばかりだ。また、単なる広告アニメーションにとどまらず、独特の世界観で視覚的芸術性を訴えてくるのもまたジェレミーの作品の特徴だろう。
Stay positive for Christmas animation https://www.sogo-seibu.jp/christmas/
Animation: Jeremy Yamamura
また、ジェレミーの代名詞とも言える20年前にボルドーの路上で始まったプロジェクト「DOGZZZ」は、幼い頃に飼っていた犬をモチーフにしたキャラクターだ。彼が描く犬は一つ一つが個性的で、表情豊かである。人間と同じくそれぞれの個体に性格、好み、ライフスタイルがあり、それを特徴的に描くことで見るものを飽きさせない。作品それぞれにメッセージが込められており、アーティスト本人の思いをDOGZZZが代弁している。

《”ZZZULA” Mural for Sula, Sangenjaya (Tokyo)》画像引用:https://www.jeremyyamamura.com/
制作スタイルは紙に水彩で描いたものやキャンバス作品、さらにはアニメーション動画、壁画、スケートボードなど様々だ。表現によって多くの素材や媒体を使い分けるジェレミーの多彩ぶりが窺える。また、このDOGZZZのシリーズはファッション業界からも熱い支持を得ており、たびたびコラボレーションアイテムが販売されている。
YOUANDARTでの取扱作品
ANDARTのオンラインセレクトショップYOUANDARTではJeremy Yamamuraの作品を取り扱っている。YOUANDARTで彼の新作を販売すると数日で完売するほど人気のあるアーティストだ。
手に取りやすい価格帯で販売しているものも多いので、これを機に彼の作品を家に飾ってみてはいかがだろう?

タイトル :Zzzeigaiha
制作年 :2021年
素材 :3 colors screenprint
サイズ :29.7 × 42 cm
エディション:20
額装 :なし