
MAHO KUBOTA GALLERYで骨董×現代アートの展示が開催中。ジュリアン・オピーの作品も
現在、東京・神宮前にある「MAHO KUBOTA GALLERY」にて、骨董×現代アートの展示『resilience – Art, antique and objects curated by Kojiro Nagumo』が開催されている。会期は2021年06月05日(土)〜2021年06月19日(土)。
本展はクリエイティブ・ディレクターの南雲浩二郎がキュレーターを務め、16世紀から1950年代までの世界中の骨董をセレクト。現代アートはギャラリーオーナーの久保田真帆によってセレクトされ、小川信治、多田圭佑、ジュリアン・オピー 、テイラー・キビーなどが展示されている。制作された年代や国にとらわれず、美しさを基準にアイテムを組み合わせている。

画像引用:https://www.mahokubota.com/
「単にギャラリーで骨董市を……ではなく、過去の長い時間を包含する骨董と、今現在起こっている事象を受け止めて、未来へのメッセージを語るコンテンポラリーアート作品を、ある意味で等価ととらえる。過去と未来が同居する空間で、今そこにいる我々が時間と価値を繋いでゆく役割を担う感覚です」と語る南雲氏。
https://casabrutus.com/

画像提供:MAHO KUBOTA GALLERY
特に、本展でも作品が展示されている「ジュリアン・オピー」は、MAHO KUBOTA GALLERYの看板アーティストだ。真っ青の背景に最小限の線で描かれた裸婦画は本展でもひときわ存在感を放っている一作。自身も古代エジプト美術やビザンティン美術、浮世絵等幅広い分野のコレクションを所有し、それらからインスピレーションを得ているというオピーの作風は、本展の「過去と未来の調和」のテーマにも通ずるものがあるのではないだろうか。

画像提供:MAHO KUBOTA GALLERY
同じ空間に古いものと現代的なものを同居させることで生じる少しの違和感によって、双方の魅力を引きたたせるとともに、見るものに時空を超えた物語やロマンを感じさせる。また、もともと生活に使われることを目的に作られた骨董と、装飾を目的とする絵画を同じ空間に配置することで、購入後の豊かな生活をよりリアルに想起させる。本展示「resilience」はもともと南雲浩二郎が骨董を広める意図で始めた企画展だが、現代アートにとっても新しい魅力を見出すきっかけとしての相乗効果が期待できる。

画像提供:MAHO KUBOTA GALLERY
展示会概要
会期:2021年06月05日(土) – 2021年06月19日(土)
(会期中 7、13、14は休廊、6/6日曜日はオープン)
時間:12:00-7:00pm
場所:MAHO KUBOTA GALLERY (東京都渋谷区神宮前2-4-7)
ANDARTでジュリアン・オピーの作品を見る
ANDARTではジュリアン・オピーの作品を取り扱っている。この展示でジュリアン・オピーの作品が気になった方はぜひANDARTでも作品をチェックしてみてほしい。


