
KAWS国内初大型展覧会「KAWS TOKYO FIRST」が7月16日から森アーツセンターギャラリーで開催
2021 年 7月 16日 (金) – 10月 11日 (月) まで森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52 階)にて「KAWS TOKYO FIRST」が開催される。

展覧会名「KAWS TOKYO FIRST」は 2001 年に渋谷パルコで 開催された KAWS 日本初の個展と同じタイトルであり、「原点回帰」という想いが込められているそうだ。
KAWS国内初の大型展覧会となる本展では、絵画や彫像だけでなく、AR(拡張現実)作品やインタラクティブ体験ができる作品、さらに KAWS が保有するプライベートコレクションを合わせた約 150 点が展示される。

この展覧会についてKAWSは「私はいつも日本文化との強いつながりを感じてきました。そしてそれは私の創作活動にとって常に強い動機とインスピレーションの源になっています。この展覧会でこれまで20年にわたる私の作品の数々をご覧いただけること、そして日本の皆様に新作のペインティング、スカルプチャーを初披露できることをとても楽しみにしています。ぜひ来る展覧会をお楽しみください。」とコメントした。
KAWSはこれまで世界各地で大規模な作品を発表し、日本でも2019年富士山の麓で行われた「KAWS:HOLIDAY JAPAN」や2020年に渋谷スクランブル交差点にデジタル上で展示された巨大AR彫刻が話題になった。日本とも関わりが深く、藤原ヒロシなど日本人アーティストとも親交がある。また、2019年に同じく森アーツセンターギャラリーで開催された『バスキア展』にも実際に足を運んだそうだ。

本展で日本側の監修を務める山峰潤也(一般財団法人東京アートアクセラレーション共同代表、キューレーター)はKAWSを今最も勢いのあるアーティストの1人であると評し、「#KAWS」のハッシュタグがついた投稿は150万件以上あげられていることからも彼の作品は現代アートの領域を超え、カルチャーとして社会に浸透していることが本質的な魅力であると話した。

「KAWS TOKYO FIRST」展覧会サポーターを務めるのは俳優の新田真剣佑。現代アートが好きで、以前からKAWSのファンだったという。KAWSの魅力について「作品ひとつひとつがユニークで、カラフルなところが好き。ファッションが好きなので、ラグジュアリーブランドやデザイナーとのコラボレーションなども注目してる。」と話した。本展では来場者が自身のスマートフォンで無料の音声ガイドを使用することができ、ガイドにはスペシャルトラックとして新田真剣佑も参加する。

現在はブルックリン美術館にて個展が開かれているほど高い人気を誇るKAWS。本展は世界的に注目されているアーティストの初期作品から新作まで一度に観ることができる貴重な機会となりそうだ。
展覧会の詳細 https://www.kaws-tokyo-first.jp/about/#/
Who is KAWS
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ブライアン・ドネリー(1974年11月4日生まれ)、通称「KAWS」。1990年代にニューヨークのビルボード広告や公衆電話ボックスにしたストリートアートで有名になり、ペインティング、ドローイング、彫像だけでなくプロダクトデザインまで手がけるアメリカ出身のグラフィティ・アーティスト。
ビビットな色使いとポップなキャラクターの目に「××」マークを施した作風が特徴で、ミッキー・シンプソン・スポンジボブ・スヌーピーなどの既存のアニメキャラクターをモチーフにした作品も多数存在し、アート業界のみならず幅広く認知されている。
また「Dior」「Supreme」「Nike」「A BATHING APE®」などのアパレルブランドとのコラボレーションや、「Kanye West」などのミュージシャンのカバーアートの実施までその活動範囲は多岐にわたり
2019年6月に発売されたUNIQLOとのコラボではオンライン販売が即完売し、確保できなかった人たちが店頭に押し寄せ暴動になるなど、社会現象となったのは記憶に新しい。
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