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ジャン=ミシェル・バスキアの未公開ドローイングから、福田美蘭の大規模個展まで。今週のアートニュース(21.09.18-21.09.24)

1週間の国内外のアートニュースから、ANDART / YOUANDART取り扱いアーティストの情報を中心にピックアップ。今週は「アーティスト & 作品」「ファッション & カルチャー」「国内の展覧会」「海外の展覧会」の4つのテーマでお届けします。気になるアーティストの話題をチェック!

アーティスト & 作品

▍ジャン=ミシェル・バスキアの未公開ドローイング、オンライン展覧会「A Gift from Basquiat」で初公開

バスキアの未公開ドローイングの1ページ 画像引用:https://www.prnewswire.com/

オンライン展覧会「A Gift from Basquiat」にて、ジャン=ミシェル・バスキアの未公開ドローイングが公開されている。バスキアと同時期に活躍した独学のミュージシャン ランディ・ガンとの友情に光を当てた展示。公開されているのは、バスキアがガンに贈った個人的なプレゼントで、カクテルに関する本の中に、バスキアからガンへの献辞と、黒鉛と色鉛筆によるアーティストの未公開ドローイング計6ページが描き込まれている。(CISION)

▍杉本博司の「新素材研究所」が監修した高層マンションのワンフロア、約148.4億円(1億3500万USD)で販売へ

画像引用:https://therealdeal.com/

現代美術作家の杉本博司と、建築家の榊田倫之によって設立された「新素材研究所」が監修したマンションのワンフロアが、148.4億円(1億3500万USD)で売りに出されている。高層マンション「435 Park Avenue」の79階であり、アジアの美術品を収集しているアメリカ人夫婦が所有しているもの。2016年に約65億円(5,900万USD)でこのアパートを購入した夫妻は、杉本博司にリノベーションを依頼。室内には、1,000年前の木材や京都の風化した石などが配置されているほか、杉本のアート作品も数点設置されているという。(THE REAL DEAL)

ファッション & カルチャー

▍現代アートの巨匠、ジェフ・クーンズの作品がユニクロ・UTコレクションに

画像引用:https://www.uniqlo.com/

バスキアやアンディ・ウォーホルといった著名アーティストとのコラボレーションを行ってきたユニクロのグラフィックTシャツブランド「UT」は、現代アーティスト ジェフ・クーンズとコラボレーションすることを発表した。今回、彼の代表作から、20世紀を代表するアートである“Balloon Dog (Orange)”(バルーン・ドッグ(オレンジ)や“Rabbit”(ラビット)をはじめとする5作品5つの彫刻作品にフォーカス。MEN Tシャツ 4柄、スウェット 4柄 2,990円を10月1日より発売予定だ。(プレスリリース)

▍CASIO G-SHOCK プロモーションWEBムービーに 水戸部七絵らが出演

CASIO「G-SHOCK 2100シリーズ」のプロモーションムービーが公開された。WEBムービーでは、歌手のiriの他、女優・橋本愛、BMXライダー・中村輪夢ら、現在各シーンで活躍し注目を集める人々が出演。現代アーティスト・水戸部七絵も出演し、そのダイナミックな制作風景を公開している。(G-SHOCK 2100シリーズ)

▍五木田智央、細野晴臣のライブ・ドキュメンタリー映画 & TOWA TEIレコードのアートワークを手がける

「EP」/ テイ・トウワ 画像引用:https://diskunion.net/

細野晴臣のライヴ・ドキュメンタリー映画「SAYONARA AMERICA」が11月12日より公開される。このポスターを現代アーティストの五木田智央と、ミュージシャンのTOWA TEIが手がけている。2019年公開の細野のドキュメンタリー映画「NO SMOKING」と同じメンバーとなる。(映画『SAYONARA AMERICA サヨナラ アメリカ』公式サイト)

また、TOWA TEIが11月27日にリリースするレコード「EP」のジャケットも、アートワークを五木田が手がけている。(「EP」 / TOWA TEI)

国内の展覧会

▍「ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」展、東京都美術館で開催中

画像引用:https://www.tobikan.jp/

上野の「東京都美術館」で、「ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」が開催されている。ゴッホの世界最大の個人収集家 ヘレーネ・クレラー=ミュラーが初代館長をつとめた「クレラー=ミュラー美術館」のコレクションから、選りすぐりのファン・ゴッホの油彩画28点と素描・版画20点を展示されている。〈糸杉〉の傑作が16年ぶりに来日することでも話題を呼んでいる。12月12日(日)まで。(「ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」展 公式サイト)

関連記事:ひまわりの絵でお馴染み。狂気の天才画家、フィンセント・ファン・ゴッホを解説

▍既成のイメージへ新たな視点を提示する現代美術家・福田美蘭の大規模個展、千葉市美術館で開催

画像引用:https://www.ccma-net.jp/

誰もがよく知る美術作品を独自の視点で改変し、新たな視点を提案する作風で知られる現代美術家・福田美蘭の大規模個展が千葉市美術館で開催される。2013年依頼の大規模個展となる今回の展覧会。今回は、日本美術をテーマとした1996年から2021年の最新作までの38点が展示される。千葉市美術館所蔵の浮世絵・江戸絵画の名品を題材にした新作16点も、発想のもととなった作品とあわせて公開される。2021年10月2日から12月19日まで。(千葉市美術館 公式サイト)

▍メディア芸術の総合フェスティバル「文化庁メディア芸術祭」の受賞作品展、科学未来館で開催中

アート部門 大賞作品≪縛られたプロメテウス≫(メディアパフォーマンス) / 小泉 明郎 画像引用:https://prtimes.jp/

アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル「文化庁メディア芸術祭」の受賞作品展が、日本科学未来館で開催されている。10月3日(日)まで。今年の各部門の大賞受賞作品は以下のとおり。(文化庁メディア芸術祭 公式サイト)

 アート部門:≪縛られたプロメテウス≫ / 小泉 明郎
 エンターテインメント部門:≪⾳楽≫ / 岩井澤 健治
 アニメーション部門:≪映像研には⼿を出すな!≫ / 湯浅 政明
 漫画部門:≪3⽉のライオン≫ / ⽻海野 チカ

▍銀座蔦屋書店、新鋭の若⼿作家 岡⽥佑⾥奈、神農理恵、スピリアールト・クララ、⼭⽥康平による展覧会「RISING STARS展」を開催

画像引用:https://prtimes.jp/

銀座蔦屋書店内「GINZA ATRIUM」で、既存の枠にとらわれない新進気鋭の作家を紹介する展覧会「RISING STARS展」が開催される。出展作家は、岡⽥佑⾥奈、神農理恵、スピリアールト・クララ、⼭⽥康平の総勢4名。絵画・写真・⽴体など、異なる表現⽅法を⽤いた多様な作品が⼀堂に会し、加熱するアートシーンの未来を担う若⼿作家の最新作を展⽰する。10⽉2⽇ (⼟)から10⽉13⽇ (⽔)まで。(銀座蔦屋書店 公式サイト)

海外の展覧会

▍ゲルハルト・リヒターの”フーコーの振り子”、ミュンヘンの教会で再稼働

画像引用:https://www.allesmuenster.de/

ゲルハルト・リヒターがミュンヘンにあるバロック様式のドミニコ会教会で制作した”フーコーの振り子”のインスタレーションが再稼働した。≪Two Grey Double Mirrors for a Pendulum≫というその作品は、鏡張り・高さ6Mの空間で、3億8000年前の岩石でできた目盛り付きの円盤の上を、28.75mのワイヤーにつり下げられた金属製の48キロの球体が往復する作品。2020年初頭、協会の工事のために撤去されていたもの。(alles munster ONLINEMAGAZINE)

▍NY のジャン=ミシェル・バスキア展、デザイナーに建築家・デイビッド・アジャイが就任

2022年4月より、「JEAN-MICHEL BASQUIAT: KING PLEASURE」展がニューヨークで開催されるが、その展覧会デザイナーに、建築家のデイビッド・アジャイが就任することが発表された。今回の展覧会は、バスキアの親族が中心となって彼の作品や物語を共有する場となる。デイビッド・アジャイは「バスキアの人生と作品の物語を取り戻し、部分的にしか理解されていないアーティストに新たな光を当てるというこのプロジェクトのビジョンは、デザインを物語の道具として使うという私のスタジオのミッションと深く合致しています」と述べている。(designboom)

▍パリのシャイヨー国立劇場で、名和晃平とダミアン・ジャレが手がけるダンスパフォーマンス公演

パリのシャイヨー国立劇場で、現代アーティスト 名和晃平が舞台美術を手がけ、振付師 ダミアン・ジャレが振り付けを手がけるダンスパフォーマンス≪Planet [wanderer]≫の公演が9月30日までおこなわれている。名和が舞台上の彫刻や美術のアイディアを出しながら、それに対してダミアン・ジャレもダンスのイメージを膨らませるなど、ダンスと舞台美術が一体化したステージとなっている。舞台美術には、光を反射する黒い砂や、身体の上に降り注ぐ白い粘性のある液体などが登場している。(connaissance des arts)

なお、名和晃平とダミアン・ジャレの2人は、現在GINZA SIXに展示されている名和の彫刻作品≪Metamorphosis Garden(変容の庭)≫でもコラボレーションしている。

▍「チームラボボーダレス」、2024年にドイツ・ハンブルクにオープン

画像引用:https://prtimes.jp/

アート集団・チームラボの大規模なアート空間「teamLab Borderless Hamburg: Digital Art Museum」が、ドイツ・ハンブルクに2024年にオープンすることが発表された。会場は、床面積7,000平米以上、天井高最大10メートルの大空間。全てが境界なく連続することをコンセプトとし、チームラボの没入的な作品群で構成される。チームラボの大型常設展は、現在シンガポール、東京、上海、マカオなどで開催されており、今後もハンブルクに加え、北京、ユトレヒト、ジッダに展開する予定だという。(プレスリリース)

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文:ぷらいまり