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アンディ・ウォーホルの大回顧展から、ダミアン・ハーストによる1点もののエアフォース1まで。今週のアートニュース(21.09.11-21.09.17)

1週間の国内外のアートニュースから、ANDART / YOUANDART取り扱いアーティストの情報を中心にピックアップ。今週は「ファッション & カルチャー」「国内の展覧会」「海外の展覧会」「アーティスト & 作品」の4つのテーマでお届けします。気になるアーティストの話題をチェック!

ファッション・カルチャー

▍キッド・カディがMet Galaに 1億円超のKAWSチェーンを着用して登場

Ben BallerのInstagramより

ファッションの限界を押し広げることで知られているアメリカのラッパー・キッド・クーディが、ニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されるファッションの祭典・Met Gala 2021に登場。首には、100万ドル規模と噂されるKAWS による1点ものの特注ネックレスを着用して登場した。これはKAWSがデザインし、セレブ御用達ジュエラーとして有名なBen Ballerが制作したもの。KAWSのアイコンであるHoliday Spaceフィギュアのミニチュア版で、宇宙飛行士のスーツを着ている。(HYPEBEAST)

▍バスキア ✕ Converse、アパレルコレクションをリリース。カスタマイズも

画像引用:https://hypebeast.com/

ジャン=ミシェル・バスキア財団は、コンバースと協力して、バスキアの4つのアートワークにインスパイアされた新しいカプセルコレクションを発表。このシリーズは、≪Kings of Egypt III≫、≪Kings of Egypt II≫、≪Pez Dispenser≫、≪Untitled (World Famous)≫といったバスキアの作品を中心としており、フットウェアに加えて、クルーネックやTシャツなどのアパレルもラインナップされている。また、ブランドのプラットフォーム「Converse By You」では、カスタマイズ可能なバリエーションを用意しており、アッパーには、「Untitled (World Famous)」と「Crown (王冠)」のどちらかを選ぶことができる。(HYPEBEAST)

▍ISSEY MIYAKEと宮島達男がコラボレーション。ブルゾンの発売&新店舗での展覧会も

画像引用:http://tatsuomiyajimastudio.com/

イッセイ ミヤケ独自のものづくりであるA-POCを発展させたプロジェクト「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE」は、現代美術家・宮島達男との新プロジェクト「TYPE-II Tatsuo Miyajima project」を発表。宮島氏のデジタル数字をデザインしたブルゾン2種を発表した。これを記念し、ISSEY MIYAKE KYOTOでは9月23日からKURA展「TATSUO MIYAJIMA」も開催する。(ISSEIY MIYAKE INC.)

▍TOYOTAの新型車・カローラ クロス発売で、山口歴、小林健太らとコラボレーション

山口歴のInstagramより

TOYOTAは、新型車カローラ クロスを9月14日に発表。そのプロモーションに山口歴、小林健太、河村康輔らが参加することが特設サイト上で明かされている。300°でラウンドする包み込むような大型LEDディスプレーを使用し、小林健太のアートワークを表現したCMは9月15日より放映開始。山口歴はまだコラボレーション詳細は明らかにしていないものの、Instagramでそのビジュアルを公開している。(TOYOTA COROLLA 100 ways)

国内の展覧会

▍アンディ・ウォーホル大回顧展「アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO」2022年に開催決定

Covis-19影響で開幕延期となっていた「アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO」展が、2022年9月17日 (土)~2023年2月12日(日)の会期で開催されることが決定した。アメリカのアンディ・ウォーホル美術館の所蔵作品のみで構成される日本初の展覧会であり、展示される約200点のうち、100点以上が日本初公開作品。会場は京都市京セラ美術館の単館開催であり、巡回展示は行われない。(プレスリリースより)

▍モネ、ルノワール、ピカソ… フランス絵画の巨匠28名が一堂集結。Bunkamuraでポーラ美術館コレクション展がスタート

箱根で印象派など西洋絵画を中心に約1万点のコレクションを所蔵するポーラ美術館。そのコレクションから、マティス、モネ、ピカソ、ルノワールといった印象派からエコール・ド・パリの時代にフランスで活躍した人気画家の絵画74点を厳選した展覧会が渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムでスタートした。当時のパリジェンヌたちが愛用したアール・ヌーヴォーとアール・デコの化粧道具12件も併せて展示される。11月23日(火)まで。(ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス 公式サイト)

▍新しいルールの見方・つくり方・使い方を考える。「ルール?」展が21_21 DESIGN SIGHTで開催中

「ルール?」展 21_21 DESIGN SIGHT会場入り口(筆者撮影)

法律家の水野 祐、コグニティブデザイナーの菅 俊一、キュレーターの田中みゆきの3名が展覧会ディレクターチームとなり、それぞれの視点を融合させて、新しいルールの見方・つくり方・使い方と、これからの展覧会のあり方をともに考える展覧会「ルール?」展が、六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催されている。体験型の展示も多く、20代の若い世代を中心に連日盛況となっている展覧会。ぜひ会場で体験して欲しい。ANDARTでは本展覧会を訪問し、見どころをレポートしている。(ルール展 公式サイト)

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▍六本木のANB Tokyoで、注目の若手作家3名の個展を3フロアで同時開催

NAZE 個展 「URAGAESHI NO KURIKAESHI」展示風景(筆者撮影)

六本木にあるアート・コンプレックス「ANB Tokyo」で、3つのフロアを使って注目の若手作家3名の個展を開催している。埼玉県立近代美術館での個展が記憶に新しいスクリプカリウ落合安奈、即興的なドローイング、ストリートカルチャーの要素を含んだ作品で注目を集めるNAZE、dunhillやLouis Vuittonとのコラボレーションでも話題となった小林健太が、それぞれの制作の変遷を振り返り、新たな展開を試みる3つの展覧会を展開している。ANDARTでは本展覧会を訪問し、見どころをレポートしている。(ANB Tokyo 公式サイト)

▍最小限の要素で「光」を描く絵画。表参道ERIC ROSEで坪山斉の個展が開催中

「ERIC ROSE」での展示の様子 画像引用:https://hitoshitsuboyama.com/

表参道のカフェ「ERIC ROSE」で、坪山斉の個展「Eclectic cafe ERIC ROSE」が開催されている。坪山は、日常生活においてデジタルの比重が高まる現在、坪山はツール間で行われる変換作業に興味を寄せる。オンライン上のデータや情報で構築されたもう一つの世界とを繋ぐ「光」をモチーフに、色・線・面といった絵画を構成する最小限の要素で描くミニマルな抽象絵画としての新たな表現を模索している。今回の個展では、新作の「S-Dシリーズ」を11点展示する。9月30日まで。(展覧会紹介ページ)

海外の展覧会

▍クリストとジャンヌ=クロードの究極の夢が実現。「梱包」されたパリの凱旋門

「梱包されたポン・ヌフ」や茨城で行われた「アンブレラ・プロジェクト」などで知られるクリストとジャンヌ=クロード。彼らの究極の夢であり、生前には実現しなかったパリの凱旋門を包むプロジェクトがクリストの死から1年以上経って実現した。これは、凱旋門を約25,000平方メートルの銀色のポリプロピレン生地と3,000メートルのリサイクル可能な赤いポリプロピレンロープで包むというもので、7月から設置作業が行われていた。この刹那的なアートプロジェクトは、わずか16日間だけ展示される。(artnet news)

リンク先の記事(英文)では、このプロジェクトが完成するまでの様子が写真で詳細に記録されている。

▍ホイットニー美術館とフィラデルフィア美術館でジャスパー・ジョーンズのダブル回顧展を開催

ホイットニー美術館とフィラデルフィア美術館で、伝説的なアメリカ人アーティスト、ジャスパー・ジョーンズの回顧展が開催される。抽象表現主義が台頭した1950年代に登場したジャスパー・ジョーンズ。象徴的なアメリカの「旗」の絵は、ポップアートやミニマリズムの先駆けとなり、今日まで続く70年のキャリアの先駆けとなった。この展覧会は、彼のキャリアの中でも最大の回顧展であり、一般にはほとんど公開されていない500点もの作品が展示されるという。(HypeART)

なお、ジャスパー・ジョーンズは1993年に高松宮殿下記念世界文化賞・絵画部門を受賞している。

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▍新発見のゴッホのドローイング、アムステルダムで展示

画像引用:https://www.artnews.com/

上野では9月18日に「ゴッホ展」が始まったが、アムステルダムのファン・ゴッホ美術館では、フィンセント・ファン・ゴッホが描いたとされるドローイングが世界で初めて一般公開される。現代にゴッホの作品が新たに公開されるというのは非常にレアなケースだ。この作品は1882年11月に制作されたもので、木製の椅子に座り、顔を手で包み込むようにして腰を落としている年配の男性労働者が描かれている。オランダ人のコレクターが所有している作品であり、所有者は作品の帰属を調べるために美術館にアプローチ。2022年1月までアムステルダムでの展示のために作品を貸し出している。(ARTnews)

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アーティスト&作品

▍ダミアン・ハースト、ドレイクにカスタムペイントしたエアフォース1をプレゼント

画像引用:https://www.gq.com/

先日、ドレイクのニューアルバムのカバーアートワークをダミアン・ハーストが手がけた事が話題となったが、ダミアン・ハーストが、さらにドレイクのためにカスタムペイントを施したエアフォース1をプレゼントしたことをお互いのInstagramで投稿している。ロンドンにあるアーティストのスタジオで撮影された写真では、ドレイクは、緑、オレンジ、ピンクの抽象的なペイントが施された靴を見下ろしてニヤリと笑っている様子が写っており、片方のソールには「For Drake ♥ Damien」、もう片方には「Big ♥ Brother!」と描かれている。(GQ)

▍ジェームズ・タレル、セバスチャン・サルガドが高松宮殿下記念世界賞を受賞

≪Dual Shallow Space Construction≫ / ジェームズ・タレル 画像引用:https://www.artnews.com/

世界最高峰の芸術賞のひとつである日本芸術協会の高松宮殿下記念世界文化賞は、今年は彫刻家のジェームズ・タレルと写真家のセバスチャン・サルガドが受賞した。両者はそれぞれ1,500万円(約13万7,000ドル)を手にする。タレルは、優雅な光の戯れを用いた壮大なインスタレーションで広く知られている。また、サルガドは、気候変動を視覚化しようとするモノクロ写真で知られており、その多くは、地球温暖化によって急速に姿を変えていく場所、種、人々を描いている。(ARTnews)

▍ヒト・シュタイエル、ドイツの最高の栄誉を辞退

ヒト・シュタイエル 画像引用:https://www.artnews.com/

権力構造や新技術について考えるエッセイ風の映像で知られるアーティストのヒト・シュタイレルは、ドイツの連邦功労十字章の栄誉を受けないことを発表した。連邦功労十字章は、ドイツで最も尊敬される民間の賞の一つ。彼女は辞退理由として、パンデミックの際にドイツの政治家が国を率いた方法を挙げているほか、自分に賞を与えるという選択は、”不満の多様性を洗浄することのように思える “と述べている。(ARTnews)

▍現代アートを牽引する二大巨頭、ダミアン・ハーストとバンクシーの作品オーナー権を「ANDART」にて一般販売開始

日本初、アート作品の共同保有プラットフォーム「ANDART」で、現代アートを牽引するイギリス出身の二大巨頭、ダミアン・ハーストとバンクシーの作品オーナー権の販売を決定した。ダミアン・ハーストの代表作、覚醒剤の錠剤をイメージしたスポット・ペインティングシリーズの《M-Fluorobenzylamine》のオーナー権は9月17日(金)12:00PMより、大手企業をパロディーし、これぞ、ザ・バンクシーな皮肉めいたメッセージが込められたバンクシーの作品《Very Little Helps》のオーナー権は9月20日(月)12:00PMより販売。

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文:ぷらいまり