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アートニュース

ティファニー ✕ ダニエル・アーシャムのコラボから、未発表のアンディ・ウォーホル写真まで。今週のアートニュース(21.09.04-21.09.10)

1週間の国内外のアートニュースから、ANDART / YOUANDART取り扱いアーティストの情報を中心にピックアップ。今週は「アーティスト & 作品」「ファッション & カルチャー」「国内の展覧会」「海外の展覧会」「美術館」の5つのテーマでお届けします。気になるアーティストの話題をチェック!

アーティスト & 作品

▍KAWS TOKYO FIRST展のオンラインストアが再開。ハンドブックやフィギュアなどの販売も。

KAWS TOKYO FIRST @kawstokyofirst twitterより

六本木の森アーツセンターギャラリーで好評開催中の、KAWSの大規模個展「KAW TOKYO FIRST」。このオンラインストアが9月11日に再開し、新たにフィギュア9種、キーホルダー全15種が追加された。また、フルカラー・152ページの手のひらサイズのKAWSの入門書「カウズハンドブック」も発売となった。なお、9月12日時点で、新商品の多くは再び品切れとなっており、KAWSの人気ぶりが伺える。(KAWS TOKYO FIRST)

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▍コレクターとしてのジュリアン・オピー。コレクション展が今秋開催

≪Julian≫ / Julian Opie 画像引用:https://news.artnet.com/

イングランドにあるNewlands House Galleryで、11月6日からジュリアン・オピーのプライベートコレクションの展覧会が開催され、コレクション作品とオピーの作品があわせて展示される。展示にあたり、オピーはArtnet newsで自身のコレクションについて語っている。彼はローマ時代の彫刻、17世紀の古典的な肖像画、同時代のアーティストの作品など、幅広いプライベートコレクションを収集しているが、これらのコレクションと自身の制作の関係について「他のアーティストが作ったものから指針やインスピレーションを得ることができる」と語っている。(Artnet news)

▍バンクシー、NFT詐欺トラブル前にwebサイトの脆弱性を指摘されていた

バンクシーのウェブサイトを通じて販売されたNFT作品の画像 画像引用:https://www.newshub.co.nz/

先週、バンクシー本人のwebサイトを通じ、バンクシー作と偽ったNFT作品が販売された。米国在住のホワイトハッカーであるサム・カリーは、8月にバンクシーのウェブサイトの弱点があり、誰でもウェブサイトのページやコンテンツを作成できるようになっていることに気づいたとBBCに語っている。この脆弱性の問題は、先月開催されたオンライン・セキュリティ・フォーラムでも議論されたようだ。詐欺事件の前には、脆弱性についてバンクシーのチームにメールやインスタグラムを通じて連絡をしたが返信はなかったという。なお、本事件の犯人は未だ判明していない。(Newshub)

ファッション & カルチャー

▍ティファニー、ダニエル・アーシャムとのスペシャルコラボレーションを発表

画像引用:https://prtimes.jp/

先日、バスキア作品をフィーチャーしたプロモーションで話題を呼んだティファニーだが、今週は新たに、ダニエル・アーシャムとのコラボレーションを発表した。ブランドの象徴であるブルーボックスを、アーシャムが独特の美学を重ね合わせて再考した彫刻作品≪Bronze Eroded Tiffany Blue Box®≫(腐食したブロンズ製のティファニーブルーボックス)として表現。これは、アーシャムの「未来の考古学」シリーズの最新作となる。中にはティファニー製のバングルが収められている。日本では2022年1月に発売予定だ。(プレスリリースより)

関連記事:ティファニーの新キャンペーンに起用されたバスキアの作品詳細についてはコチラ↓↓

▍五木田智央、高橋幸宏アルバムのアートワークを手がける

リリースされる高橋幸宏のアルバム「GRAND ESPOIR」 画像引用:https://tower.jp/

1972年のサディスティック・ミカ・バンドへの参加から50年近くにわたり、アーティストとして第一線の活躍を続けてきた高橋幸宏の80年代前半のソロワークに焦点を当てたリイシューシリーズがこの秋に始動。それに先駆けて入門編コンピレーション盤「GRAND ESPOIR(グラン・エスポワール)」をCD/LP同時リリース。アートディレクション〜デザインはTOWA TEI、ジャケットアートワークは国際的にも評価の高い美術家・TOMOO GOKITAが担当している。(タワーレコードオンライン)

国内の展覧会

▍上野の森美術館で「蜷川実花展 ー虚構と現実の間にー」展。全国10会場を巡回した展覧会の集大成

画像引用:https://artexhibition.jp/

写真家の枠を超え、映画、デザイン、ファッションなど多彩な活動をしている蜷川実花の個展が上野の森美術館で開催される。会期は2021年9月16日~11月14日。「虚構と現実」をテーマにアーティストの写真の本質に迫る。2018年から始まり全国10会場の巡回を行ってきた同展覧会。東京会場では集大成として、新たな写真、映像、インスタレーションが加わり、スケールアップした内容になっている。(展覧会特設サイト)

▍村上隆キュレーション「2021 KAIKAI KIKI AUTUMN SHOW」、10日間限定で開催中

2021年9月10日〜9月19日まで10日間、カイカイキキギャラリーでオータムショーが開催されている。村上隆のキュレーションで、カイカイキキ所属アーティストに加え、近年カイカイキキギャラリーや中野ブロードウェイ内のHidari Zingaroで個展を開催するゲストアーティストたち、そしてカイカイキキの設立当初に作品を発表していたアーティストたちの作品を展示する。(参加アーティスト:Mr.、タカノ綾、MADSAKI、TENGAone、大谷工作室、ob、くらやえみ、T9G、細川雄太(READYMADE・©SAINT M××××××)、本秀康、寺田克也、坂知夏、國方真秀未)(Kaikai Kiki Gallery)

▍六甲山上で展開される現代アートの祭典「六甲ミーツ・アート」が開幕

画像引用:https://www.rokkosan.com/

兵庫県の六甲山で展開される現代アートの祭典「六甲ミーツ・アート芸術散歩」が9月11日に開幕した。2010年よりはじまり、今年で12回目の開催となる。招聘作家と公募作家をあわせ30組を超えるアーティストが参加。神戸市長賞を束芋、主催者特別賞をパルナソスの池(淺井裕介・高山夏希・松井えり菜・村山悟郎)が受賞している。(六甲ミーツ・アート芸術散歩)

▍Z世代で注目を集める新鋭アーティスト、井上りか子・友沢こたお・林果林の3名によるグループ展

画像引用:https://prtimes.jp/

1990年代後半~2000年代前半生まれの「Z世代」の新鋭アーティストを特集する展覧会として、井上りか子・友沢こたお・林果林の3名によるグループ展「Z_01」が銀座 蔦屋書店アートウォール・ギャラリーで開催される。会期は2021年9月18日〜9月24日。「Z世代」は、震災やSNSの爆発的な普及などを多感な時期に経験した世代。本展覧会を通じ、彼ら特有の世代感覚がどのように作品に表現され、現代アートの潮流をどのように運んでいくのかを探求する。(銀座 蔦屋書店)

海外の展覧会

▍Art Paris アートフェアで、名和晃平の巨大彫刻を展示

公開されたEther (Equality)像 画像引用:https://www.artparis.com/

パリで9月9日から12日までArt Parisアートフェアが開催された。この中で、パリのセガン島に名和晃平による高さ25メートルのEther (Equality)像が登場した。名和晃平の「エーテル」シリーズのひとつである本作品は、水滴の落下を表現したもので、重力に直面する私たちの平等性を象徴している。このスケールのモデルは、今回のみ展示されるものだという。建築家・坂茂による設計の音楽複合施設の隣に設置され、日本人が手掛けた作品が並んだ。(Art Paris)

▍ダニエル・アーシャムがベルリンの個展で過去最大の作品を公開

KÖNIG GALERIEでの展示の様子 画像引用:https://www.koeniggalerie.com/

ドイツ・ベルリンに拠点を置くKÖNIG GALERIEで、ダニエル・アーシャムの個展「UNEARTHED」がスタートした。ブラックベリーやポケモンのようなメディア時代の象徴的な物や人物を、未来の架空の考古学的遺物に変える作品で知られるダニエル・アーシャム。今回の展覧会では、古典古代の作品を火山灰や水晶などの様々な地質学的素材で再解釈した作品を展示している。

岩窟の風景を描いた3つの作品は、アーシャムがこれまでに制作した作品の中で最大のものであるという。また、展覧会の中心となる《翼のある勝利》は、ルーヴル美術館が所蔵する有名な勝利の女神「ニケ」にちなんだもので、この作品も彼がこれまでに制作したこのシリーズの彫刻作品の中で最大のものになるそうだ。(KÖNIG GALERIE)

関連記事:UCCA砂丘美術館(UCCA Dune Art Museum)で開催中のダニエル・アーシャムの展覧会の様子はコチラ↓↓

写真家 オリビエート・トスカーニによる未発表のアンディ・ウォーホルの写真展

画像引用:https://www.colomboarte.com/

ミラノのAntonio Colombo Arte Contemporaneaで、ベネトンの広告などで知られるイタリア人写真家 オリビエート・トスカーニの個展「Photographs of Andy Warhol」が9月16日より開催される。1971年から1975年にかけてアンディ・ウォーホルを撮影した写真の中から、トスカーニ自身が選んだ50点を展示。そのほとんどが他では公開されていないものだという。彼は当時、ウォーホルのファクトリーに頻繁に出入りしていたという。

ファクトリーの「公式」写真家たちに対して、オリビエロ・トスカーニのまなざしは、ウォーホルの「神々しさ」に屈することなく、人生のごく自然な瞬間を捉えており、比較的親しみやすい印象のウォーホルの姿が公開されるようだ。(Antonio Colombo Arte Contemporanea)

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美術館・ギャラリー

▍香港のM +、ウェブサイトからアイ・ウェイウェイの作品を削除

M+のwebサイトのスクリーンショット、一部のアイ・ウェイウェイの作品の画像が消えている。 画像引用:https://news.artnet.com/

近現代の視覚文化を専門とする香港の新しい美術館「M+」。11月12日にオープン予定で準備が進められているが、10年以上前に「M+」が構想された際とは政治的背景が大きく変化してきている。その様子は、新しく開設された美術館のwebサイトにすでに表れており、アイ・ウェイウェイが天安門広場を撮影した写真の画像が、当局の審査を待つ間に削除されたことをartnet newsが報じている。削除された作品は、天安門事件をテーマにした作品で、親北京派の政治家たちから「中国に対する憎悪を広めている」と非難を受けていたもの。美術館の広報担当者は「M+は、映画・新聞・記事管理局を含む関係当局からの助言を受けて、一部の作品画像の取り扱いを見直しています」と述べているという。(artnet news)

▍ニューヨーク芸術アカデミーの創設者、ヴィンセント・ファン・ゴッホの作品だと主張する絵画の認証を断ったファン・ゴッホ美術館を訴える

スチュアート・ピヴァールがゴッホの作品であると主張する≪Auvers≫。 画像引用:https://nypost.com/

アートコレクターであり、1979年にアンディ・ウォーホルとともにニューヨーク芸術アカデミーを創設したスチュアート・ピヴァールは、彼がヴィンセント・ファン・ゴッホの作品だと主張する絵画の認証を断ったとして、アムステルダムのファン・ゴッホ美術館を訴えている。彼によれば、美術館に鑑定を依頼した際、電子メールで送った電子写真をざっと見ただけで、この絵画の真正性を否定したといい、「この絵画は、被告が真正であると認定すれば、ゴッホの最大級の絵画となり、現在の公正市場価値は3億ドルとなる」としている。美術館は「スタイル的にも、図像的にも、技術的にも明らかにゴッホ自身の作品とはかけ離れており、研究やさらなる議論は無意味であると我々は考えます」としている。(NEW YORK POST)

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文:ぷらいまり