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メトロポリタン美術館の作品売却から、ダミアン・ハーストとバンクシーの作品オーナー権販売開始まで。今週のアートマーケット トピック振り返り(21.09.11-21.09.17)

注目のオークション結果から、アート市場の動向まで。今週、アートマーケットを賑わせたトピックを振り返ってみよう。(1USD=109.93円で換算)

▍メトロポリタン美術館、Covid-19による収入不足を補うために1.5億円相当の写真と版画を売却へ

≪Brushstroke≫ / ロイ・リキテンスタイン 画像引用:https://news.artnet.com/

メトロポリタン美術館は、Covid-19による160億円超 (1.5億ドル) の収入不足を補うために、所蔵する219点の写真と版画作品を販売する。来月からクリスティーズで3回に分けての販売を予定。初回の作品群には、南北戦争の写真をはじめ、パブロ・ピカソ、フランク・ステラ、ロイ・リキテンスタインなどの作品が含まれており、全体で約9,900万円〜1.5億円 (90万USD〜140万USD) の売上が見込まれている。(artnet news, Hype Art)

▍カール・ラガーフェルドのコレクション1,000点以上がオークションへ

カール・ラガーフェルド 画像引用:https://www.artnews.com/

2019年2月に亡くなったドイツ人デザイナー、カール・ラガーフェルドの遺産の一部がオークションにかけられることが発表された。1,000点以上のデザイン・オブジェ、美術品、個人的な品々が、今年の冬から来年にかけて、モナコ、パリ、ケルンのサザビーズで開催される8つの指定セールで競売される。今回のオークションでは、ジェフ・クーンズや村上隆のアート作品などが出品される予定。(ARTnews)

▍有名モチーフ多数!9月8日〜15日開催 サザビーズロンドン「Prints & Multiples」落札結果

《Joseph Beuys (F. & S. II.245-47)》 / アンディ・ウォーホル 画像引用:https://www.sothebys.com/

9月8日〜15日にサザビーズロンドンで「Prints & Multiples」が開催された。主に版画やプリント作品が出展されるオークションで、近現代における版画やプリント作品の発展や概念の変化も見て取れる。落札額TOP5のうち、2作品がアンディ・ウォーホル、上位2位をピカソ作品が占めた。以下の記事で落札額TOP5の作品解説を行っている。

▍現代アートを牽引する二大巨頭、ダミアン・ハーストとバンクシーの作品オーナー権を「ANDART」にて一般販売開始。

日本初、アート作品の共同保有プラットフォーム「ANDART」で、現代アートを牽引するイギリス出身の二大巨頭、ダミアン・ハーストとバンクシーの作品オーナー権の販売を決定した。ダミアン・ハーストの代表作、覚醒剤の錠剤をイメージしたスポット・ペインティングシリーズの《M-Fluorobenzylamine》のオーナー権は9月17日(金)12:00PMより、大手企業をパロディーし、これぞ ザ・バンクシー!な皮肉めいたメッセージが込められたバンクシーの作品《Very Little Helps》のオーナー権は9月20日(月)12:00PMより販売。

▍先史時代の絵画が描かれた貴重な洞窟、約2.2億円で落札される

ミズーリ州のピクチャー・ケイブに描かれた絵画 画像引用:https://news.artnet.com/

アメリカのミズーリ州で、アメリカ先住民族による先史時代の絵が描かれた洞窟がオークションで約2.2億円(200万ドル)で落札された。かつては埋葬や神聖な儀式に使われていたこの歴史的な場所は「ピクチャー・ケイブ(絵画の洞窟)」とも呼ばれ、1000年以上前の290の絵画が描かれている。今回の売却については、この場所は先住民族の神聖な場所であり、返還すべきとの声も挙がっている。(artnet news)

▍イタリアで約500点の偽フランシス・ベーコンの作品が押収される

イタリア警察が押収したフランシス・ベーコンの偽物の作品 画像引用:https://www.artnews.com/

イタリア警察は、フランシス・ベーコンの偽物と思われる約500点の美術品を押収した。今回逮捕された容疑者のひとりは、2018年に2つの偽ピカソと疑惑のあるベーコン作品の捜査対象となっていたという。今回の作品の押収は、他の偽造された美術品の潜在的な詐欺的販売を阻止するための「予防的」なものであり、回収された作品は、その真贋を見極めるために専門家による検査を受けている。(ARTnews)

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▍フラグメントとライゾマティクス、デジタルアートのマーケットプレイス「FRGMTRZM NFT」を開設

フラグメントの藤原ヒロシ、ライゾマティクスの真鍋大度、スタイリストの三田真一が新たなデジタルアートのマーケットプレイス「FRGMTRZM NFT」を立ち上げた。NFT Art、Generative Artを購入出来、各アートワークは唯一無二の真作として、また、所有・取引できる暗号収集可能なデジタルアイテムとしてトークン化されるという。第1弾として、フラグメント初のNFTアートとなる「TEST#01」全25エディションを販売。今後、様々なコラボレーションプロジェクトやアイテムの販売を予定しているようだ。(FRGMTRZM NFT)

▍日本初、アート作品の共同保有プラットフォーム「ANDART」が2.8億円の資金調達を実施

日本初、アート作品の共同保有プラットフォーム「ANDART」を運営する株式会社ANDARTは、総額2.8億円の資金調達を実施した。2019年9月にローンチした日本初・アート作品の共同保有プラットフォーム「ANDART」の会員数は2021年6月に10,000人を突破。また、アートのオンラインストア「YOUANDART」も今年6月に1周年を迎え、作品点数は約500点を突破した。今回の資金調達により、海外展開を含めた更なる事業加速と経営体制の強化、各事業・対応領域におけるコアメンバーの採用に力を入れる。

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文:ぷらいまり