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【投資家とは?】種類や投資対象を3分で解説

インターネットが発達し、いつでもどこでも色々な情報に触れられるようになりました。国内外のニュースやインタビューに、例えば企業・転職サイトなどを覗けば、自分とは全く関わりのない業界や職種の話を知ることが出来ます。しかし、数ある職業の中で、よく耳にするけどあまり知られていないのが「投資家」です。そこで今回は、3つの投資家の種類、投資家が投資する対象・種類について解説します。

投資家とは?

投資家とは、将来性が高い事業・不動産・証券などに投資して、その配当や値上がりによって継続的に利益を得ようとする人のことです。日本で有名な投資家はCIS氏、海外だとアメリカのウォーレン・バフェット氏が世界的に有名な投資家として名を連ねています。

ウォーレン・バフェットについての記事はこちら(提供:いろはに投資

最近では、投資に必要な最低限度額や口座の手数料も低下の傾向にあり、現代の若い世代の投資への関心が高まっています。2020年の日本証券業協会が2020年に実施した「個人投資家の証券投資に関する意識調査(インターネット調査)」では、年収300万円以下の投資家が45.1%、500万円未満が69.8%を占める結果となっています。大手銀行や楽天証券などで少額から始められるNISA(少額投資非課税制度)は多くの人に利用されていますし、投資は富裕層の人のものだけではなくなってきていると言えるでしょう。

Photo by Tezos on Unsplash

3つの投資家の種類

投資家は、主に個人投資家、機関投資家、海外投資家の3つに分けられて説明されます。

・個人投資家

個人で投資をしている人を「個人投資家」と呼びます。投資で生計を立てている人や副業で利益を得ている人、または趣味でやっている人もいて、目的・投資額ともに人によって異なります。

・機関投資家

法人で投資を行っている大口の投資家のことを「機関投資家」と呼びます。個人投資家(顧客)が拠出した資金を株式や債権などで運用します。この機関にあたるのは、主に保険会社、投資信託、信託銀行(金融機関)、年金基金などです。

・海外投資家

「海外投資家」は「外国人投資家」とも呼ばれていて、日本の株式市場に投資をする海外在住の個人・機関投資家のことです。日本取引所グループが発表した2020年の投資部門別売買状況によると、株式売買代金(東証1部)の約7割程度を海外投資家が占めており、日本株式の動向に大きな影響を与える重要な存在です。

Photo by Annie Spratt on Unsplash

投資対象・種類

それでは、投資家たちは一体何に投資をしているのでしょうか。銀行で扱っている主な投資商品と銀行以外の投資商品をいくつかピップアップし、ポイントをまとめます。

【銀行】

1:投資信託(ファンド)

投資家から集めた資金を運用する専門家(ファンドマネージャー)が株式や債権などに投資・運用し、その成果をそれぞれの投資額に応じた収益を各投資家に分配・還元する金融商品のことです。同様に不動産を投資対象として運用する不動産投資信託のことを「REIT(リート)」と呼びます。

2:外貨預金

日本円を米ドル、ユーロなどの外貨に変えて預金することを「外貨預金」といいます。投資した通貨に対して円安になると為替差益を得ることが出来ます。

3:国債(債券)

国債は、国(政府)が発行する債券のこと。債券とは、簡単に言うと借金をした時に満期が来たら利子をつけて返すことが約束された借用証書です。つまり、国債は国の借金で、その債権を債権市場で売買をして収益を出します。

Photo by Scott Graham on Unsplash

【銀行以外(証券会社やFX会社など)】

1:株式投資

証券取引所に上場している会社の株式(上場株式)への投資です。株式投資を行うためには証券会社に口座開設が必要になります。従来では証券会社の営業や窓口などを介して売買を行っていましたが、近年ではインターネットでの売買が一般的になってきて、株価のチェックもスピーディーに出来るようになりました。株式はリターンを期待できる一方で、リスクが債権等に比べると大きくなる傾向があります。

2:不動産投資

不動産の売却益や家賃収入などで得る投資で、資産として現物を保有できるのが魅力の一つです。同じく投資対象を不動産で運用する会社型の投資信託のことを「J-REIT」(上場不動産投資信託)と呼びます。

3:FX(外国為替証拠金取引)

「Foreign Exchange」の頭文字をとったFXは、外貨を売買して生じた差益を得る投資です。FXには手持ちの資金以上の金額で取引できるレバレッジという仕組みがあり、少ない資金で大きな投資ができます。しかし、為替が予測していたのと違う動きをした場合は、損失も大きくなる可能性があるので注意が必要です。

4:暗号資産(仮想通貨)

インターネット上でやり取りされる通貨のこと。特徴としては、特定の国家によって価値の保証がされていないことです。しかし、通常の日本円やドルなどの法定通貨のように、代金の支払いなどにも使用でき、なおかつ法定通貨と交換することもできます。

注目「資産としてのアート」

近年、アート=資産という考え方が徐々に広まり、投資対象として美術品を購入する人も増えています。アートマーケットでの値上がりは予測が難しいものの、お気に入りのアーティストや作品を見つけて楽しみながら資産づくりができる点が魅力です。

ANDARTのギャラリーで展示中のバンクシー作品

どうしてもアートは富裕層のものだと思われがちですが、実際には数万円程度で購入できる作品や「YOUANDART」のようにオンラインでアートを販売するサービスもあるので、アート購入のハードルは低くなってきています。

ANDART」では、バンクシーKAWSジャン=ミシェル・バスキアなど人気の作品を1枠1万円から気軽に共同保有することができます。専門家が選んだ本格アートがそろっているので、「興味はあるけど知識がなくて一歩が踏み出せなかった」という人でも大丈夫。会員間売買の機能もあるので、資産運用の選択肢としてもぜひ候補に入れてみてください。

アート投資の特集記事はこちら

ANDARTのサービス紹介についてはこちら

まとめ

2021年は新型コロナウイルスの蔓延により、世界的に不安定な情勢となりました。現在も完全に戻ったとは言い難く、今後に不安を抱え始めた人も少なくないと思います。「投資」と言うと、どうしても自分とは遠いものというイメージを抱きがちですが、方法や種類はたくさんあるので、自分に合った形を見つけられるかもしれません。中長期的に貯蓄を増やす手段として、投資をアイデアの一つにしてみてはいかがでしょうか。

ANDARTは、近年資産としても話題のアート作品のオーナー権を1万円からできる共同保有プラットフォームです。オークション速報やアートニュースをメルマガでも配信していますので、無料で最新のアートニュースをキャッチアップできます。この機会にどうぞご登録下さい。

文:ANDART編集部