
若手からベテランまで!Instagram でフォロー必須のアーティスト10選(日本編)
現在、約10億人のユーザーが利用しているInstagram。若手アーティストからベテランまで、世界でも活躍する日本人アーティストをフォローしてその世界を覗いてみませんか?ANDARTがおすすめする、フォローすべき現代アーティスト10選(日本編)を紹介。先日お届けした海外編はこちらから。

Photo by Prateek Katyal on Unsplash
1)塩田千春
大阪府出身、ベルリンで活動をする現代アーティスト。空間に赤の細い糸を張り巡らせた大型のインスタレーション作品で知られている。「生きることとは何か」「存在とは何か」をテーマに表現を追求する。数々の国際展や芸術祭に参加し、2015年のヴェネチア・ビエンナーレには、日本代表の招待作家として出展した。
2)村上隆
カラフルな花びらを持つキャラクター「お花」や「カイカイキキ」の創業者として知られる、現代アーティスト・村上隆。いわゆるオタク文化やサブカルチャーを取り入れた作品が世界中で愛されている。ルイ・ヴィトンなどのファッションブランド、ビリー・アイリッシュ、カニエ・ウェストなどのミュージシャンとのコラボレーションも度々話題に。
3)松山智一
ニューヨーク在住、絵画を中心に彫刻やインスタレーションを制作する松山智一。緻密で色彩豊かでいて、古今東西をミックスしたようなオリジナルの世界観を放つ。海外のコレクターから人気で、世界各地のギャラリーで個展・展覧会を開催。2019年10月「情熱大陸」に出演。JR新宿東口駅前広場には、松山智一のパブリックアートが展示されている。
4)山口歴
2007年に渡米し、ニューヨークを拠点に活動する山口歴(めぐる)。松山智一のもとで5年間アシスタントを務めた後、独立。絵画表現のひとつである「筆跡」にフォーカスして表現する、ダイナミックな動きと色彩はパワフルで圧巻。ファッション界からも注目を浴び、NIKEやLEVI’S、OAKLEY、UNIQLOなど多くのブランドとコラボレーションしている。(山口歴とファッションについての記事はこちら)
5)ロッカクアヤコ
ロッカクアヤコ(本名:六角彩子)は、少女のモチーフと明るい色彩の作風で国内問わず人気が高いアーティスト。2004年、村上隆主催の「GEISAI # 4」でスカウト賞を受賞し、注目を集める。筆を使わずに、直接手でダンボールやキャンバスに描くスタイルが特徴。手で描くことによって線の柔らかさが際立ち、全体的な優しい雰囲気に、少し怒っているようにも見える少女とのコントラストには釘付けになる。
6)名和晃平
京都・伏見にあるスタジオ「Sandwitch」を拠点に活動をする彫刻家。鹿の剥製などのオブジェクトを透明の球体で覆った「PixCell」シリーズが代表作とされる。他にもシリコンオイルやインク顔料など、様々な素材を使用してペインティング、インスタレーション作品などを制作する。2017年から19年、ルーブル美術館で重さ3トン、高さ10m以上にもなる巨大な彫刻《Throne》を展示した。
7)森村泰昌
大阪府出身、京都市立芸術大学美術学部を卒業後、写真作品の制作を開始。美術史に残る名画や歴史上の人物、女優に扮して「自画像的作品」をテーマに、セルフ・ポートレイトを制作するユニークなアーティスト。特に、ゴッホの自画像に扮した《肖像(ゴッホ)》で知られている。大阪市には、森村泰昌の作品がいつでも鑑賞できるミュージアム「M@M(エム・アット・アム)」を構える。
8)小松美羽
1984年長野県生まれ。女子美術大学短期大学部在学中に銅版画に出会い、これまでに墨絵やペン画、屏風大作、有田焼の絵付けなど様々な作品を手掛けてきた。2014年、出雲大社に《新・風土記》を奉納。2015年に有田焼で作られた狛犬の作品《天地の守護獣》がイギリスの大英博物館に収蔵されたことでも注目を浴びる、新進気鋭のアーティストだ。
9)KYNE
福岡を拠点に活動をするアーティスト、KYNE(キネ)。2006年頃から活動を始め、クールな表情をした女性像を描くスタイルが世間に広く知れ渡る。山口歴との合同展やカイカイキキギャラリーで個展も開催。その際、村上隆とのコラボレーション作品も発表。2021年6月には、アディダスの「スタンスミス」とのコラボレーションモデルを発売し、勢いを増す人気を見せている。
10)田名網敬一
1936年、東京生まれ。日本のポップアート、サイケデリックアートの先駆者として知られ、半世紀以上に渡ってアートシーンを牽引するアーティスト。ポップだけど少し不気味で、和洋折衷したような雰囲気が漂う作品に人気が集まり、ニューヨーク近代美術館やベルリン国立美術館など、世界の美術館に作品が収蔵されている。
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文:ANDART編集部