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Instagramでチェック必須!日本人若手アーティスト12人【2022年版】

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アート業界で注目を集める日本の若手アーティスト10人のInstagramをピックアップしてご紹介。今話題の人気アーティストやArtpriceが発表した〈The Contemporary Art Market report in 2021〉の「1980年以降に生まれたトップアーティスト100(2020/21)」にランクインしたアーティストも多数!お気に入りのアーティストをフォローして作品や制作活動をチェックしてみよう。海外若手アーティスト編はこちらから。

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Photo by Luke van Zyl on Unsplash

1)ロッカクアヤコ

1982年、千葉県出身のアーティスト、ロッカクアヤコ。筆などを使用せず、手指で描かれる幾重にも重なる色彩と少女のモチーフで世界中から支持を得ている。2022年5月26日のクリスティーズ・香港では、約1億6,650万円(1,029万香港ドル)で落札され、自身のオークションレコードを更新して話題に。Artpriceが発表した「1980年以降に生まれたトップアーティスト100(2020/21)」では堂々の4位と、同ランキング内でトップの日本人アーティストとなった。若手の最前線を走るロッカクアヤコの動向は必ずチェックしておきたい。

2)KYNE

1988年福岡県出身のKYNE(キネ)は、クールな女性像を描いた作品で人気を集めるアーティスト。村上隆や山口歴との共作、アディダスのスタンスミスとのコラボレーションなども発表している。市場に出始めたのは2018年頃からで、2021年のオークション売上高は前年の約6.8倍へと急増。現在はアジアを中心に人気を集めているが、今後世界へとファンを増やしていく注目のアーティストである。「1980年以降に生まれたトップアーティスト100(2020/21)」では日本人アーティスト内では2番目となる22位だった。

3)井田幸昌

1990年鳥取県生まれ。2019年東京藝術大学大学院油画修了。「一期一会」をコンセプトに、二度と出会うことのない「今」という瞬間、生きて出会う事象を自身のフィルターを通して制作している。アンディ・ウォーホルパブロ・ピカソジャン=ミシェル・バスキアなどを描いた「Portrait」シリーズなど絵画の他に、彫刻や版画作品も発表している。桶田夫妻やBIGBANGのT.O.Pなど著名コレクションにも入り、前澤友作氏が国際宇宙ステーションに滞在中に井田幸昌の作品を飾ったことでも話題を呼んだ。「1980年以降に生まれたトップアーティスト100(2020/21)」で24位にランクイン。

4)山口歴

山口歴(やまぐちめぐる)は1984年東京都出身。2007年に渡米し、ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動している。「ブラシストローク(筆致)」に焦点を当て、平面でありながら立体感のあるダイナミックで躍動的な作品を制作している。NIKEやユニクロなどのアパレルブランドとのコラボレーションも多数。国内外での評価も高まりを見せており、今後の活躍が期待される。「1980年以降に生まれたトップアーティスト100(2020/21)」はトップ50にランクインした。

5)TIDE

TIDE(タイド)は1986年静岡県出身。2009年より本格的にアーティスト活動をスタートさせ、2020年頃に、IDETATSUHIRO(イデタツヒロ)から現在のTIDEへと改名。活動初期からモノクロの作品を描き続けている。1930〜50年代のハリウッド映画や昔のアニメーションに影響を受けていて、3次元の背景と2次元のキャラクターを組み合わせた作風が特徴。近年は猫をモチーフとした「CAT」シリーズで国内外から人気を集めている。

6)友沢こたお

友沢こたおは、1999年フランス・ボルドー生まれ。東京藝大美術学部在学時より注目を集め、展覧会を開けば即日完売と、強い人気を誇る若手アーティストだ。「原始的な“生”」をコンセプトに、スライム状の物質と有機的なモチーフを組み合わせた独特な人物画は、一度見たら忘れられない印象の強さである。2022年7月3日〜26日、銀座蔦屋書店のFOAM CONTEMPORARYで個展「Monochrome」を開催予定。手作業で描かれたスライムの質感やツヤ、柔らかさなどは間近で見たら驚くはず。

7)オートモアイ

覆面アーティストのオートモアイは、「匿名」をテーマに表情のない人物を描くアーティスト。SupremeやNEW ERA、Championなどのブランドにも作品を提供しており、多方面から人気を集めている。モノクロの人物が描かれることが多かったが、近年はカラーで描いた人物の作品が発表されるなど、新しい作風を見せている。2022年6月25日〜7月17日、MIYASHITA PARK内のSAIで個展「I wanna meet once again if like that dream」を開催中だ。

8)愛☆まどんな

愛☆まどんなは1984年東京都生まれ。2004年に美學校を卒業し、2007年から「愛☆まどんな」を始動。秋葉原の路上を中心にライブペインティング活動を行い、現在はアクリル絵画を中心にカラフルな女性像を描いている。2021年から国内オークションでの出品回数が急増し、「1980年以降に生まれたトップアーティスト100(2020/21)」にもランクイン。これからの動向に注目が集まる若手アーティストだ。

9)小松美和

1984年長野県出身。幼少期から画家を目指し、女子美術大学短期大学部を卒業。狛犬やマンダラをモチーフにした伝統的な日本文化とアートをミックスさせた作風が唯一無二である。鬼気迫る様子で行われるライブペインティングは圧巻で、パフォーマーとしての才能も見せる。2015年には《こま犬》が大英博物館のコレクション入りする快挙を成し遂げた。海外のファンも多く、インスタグラムのフォロワーの多くは外国人が占めているとか。「1980年以降に生まれたトップアーティスト100(2020/21)」は33位にランクイン。

10)Backside works.

Backside works.(バックサイドワークス)は福岡を拠点に置く、自称「ミクストサブカルチャーアート」を掲げる現代アーティスト。「ヒロイン」をテーマに描かれる作品には、Backside works.が受けた1980〜90年代のアニメやマンガなどのサブカルチャーの影響が色濃く出ている。2022年2月には、デジタルファッションレーベル「1Block」とのコラボレーションで初のNFTをリリースした。

11)中村萌

1988年東京都生まれ。2012年に女子美術大学大学院美術研究科美術専攻修了。2014年に台湾でのアートフェアへの出品をきっかけに、海外でも注目されている気鋭の若手彫刻家だ。作品はクスノキなどを丸太の状態から削り出した後、油絵具で色付けされていて、妖精のような出立ちが特徴である。2020年には台湾で個展「GROWTH」を開催。「1980年以降に生まれたトップアーティスト100(2020/21)」にも51位にランクインし、台湾や香港での人気の強さを見せている。

12)安井鷹之介

安井鷹之介は、1993年愛知県生まれ。MAHO KUBOTA GALLERY所属。東京藝術大学彫刻科に在籍時、ミケランジェロやロダンなど古典から近代までの彫刻を学ぶ。学生時代から制作を始めた石膏と布を使って造形した彫刻で注目を集め始め、その日本人離れしたセンスは高い評価を得ている。2022年5月、石巻市立雄勝小中学校で生徒たちと制作した壁画が公開された。


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文:ANDART編集部