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アート鑑賞

ANDARTのオフィス併設アートスペースをオープン。第1回目展示はバンクシーが勢揃い

アート鑑賞

株式会社ANDARTは2021年11月に東京都・白金に新オフィスを構えました。その1階部分はアートスペースとなっており、ANDARTやYOUANDARTの作品を展示を展示する予定です。本記事では、アートスペースと、2021年12月13日(月)から開催される第1回目の展示内容をご紹介します。

第1回展示の会期は前期・後期と分かれ、それぞれご鑑賞いただける対象者が異なりますのでご注意ください。

展覧会概要

会期:前期 2021年12月13日(月)~12月28日(火) / 後期 2022年1月6日(木)~1月26日(水)
*新型コロナウイルス感染症のまん延防止等重点措置の要請により、開催期間を短縮させていただき、1月24日以降閉鎖しております。

時間:月~金  12:00~19:00
場所:株式会社ANDART(〒 108-0071 東京都港区白金台5-15-1 アド白金台ビル1階)
   東急目黒線・都営三田線・東京メトロ南北線『白金台駅』1番出口より徒歩4分

ご鑑賞いただける対象者

前期:バンクシー作品のオーナー権を1枠以上保有しているユーザー(入場時に証明書を確認させていただきます)※同伴1名可能

後期:ANDART無料会員登録者+前期対象者

アートスペースをご紹介

東京都・白金のプラチナ通り沿いを歩くと見えてくる、ANDARTのロゴが記されたガラス扉が入り口です。中に入ると、左右や奥の壁など計8点ほどの作品が展示されており、見応えがあるスペースとなっています。ちょっと立ち寄って鑑賞したり、椅子に座りながらゆっくり鑑賞したりと様々な楽しみ方ができそうです。

さらにカウンターがある奥には様々なアーティストのアートブックも飾ってあり、ここに展示されていない作家の作品を、本を通して見ることも可能。展示は期間ごとに入れ替え予定なので、ぜひ何度も足を運んでアート鑑賞を楽しんでください。

第1回展示はバンクシーが勢揃い

アートスペースオープンを記念する第1回目の展示は、ANDARTを象徴するバンクシーの取り扱い作品を8点展示します。ANDARTのサービスの中でもとりわけ人気が高く、また「バンクシー展 天才か反逆者か」が東京に初上陸することでさらなる人気高騰が予想されるバンクシー。彼の数ある作品の中でも選りすぐりのモチーフを一挙に鑑賞することができる貴重なチャンスです。

普段ANDARTのサービス上で作品をコレクションしている方は、自分がオーナー権を所有する作品を生で見ることができますし、実際に鑑賞していいなと思った作品はその場でオーナー権を購入することもできます。このスペースを通して、オーナーの皆様が所有する作品をより身近に感じていただけたら嬉しいです。

展示作品をピックアップしてご紹介

第1回展示ではANDARTで取り扱い中のバンクシーの作品全8作品を展示します。その中でも、今回はまだイベントなどで展示されたことのない初出しの2作品をご紹介します。

《Flag》

バンクシーの作品の中でも、日本との結びつきが強い作品が、この《Flag》。モチーフとなった「硫黄島の星条旗」は、1945年度のピューリッツァー賞に輝いた報道写真です。東京都の一部である硫黄島を制圧したアメリカにおいて、「硫黄島の星条旗」のイメージは勝利を象徴するポジティブなものでしたが、《Flag》に描かれているのは、ぼろぼろの車の上で星条旗を掲げる子どもたち。鑑賞者に与える印象は勝利の熱狂ではなく、むしろ戦争で疲弊した人々のやるせなさです。控えめに輝く画面からは神聖さも感じられ、子どもたちが戦争の悲惨さを訴えているかのようにも見えます。

《Pulp Fiction》

本作品のタイトルでもある『Pulp Fiction』(パルプ・フィクション)とは、アメリカのクエンティン・タランティーノが監督を務めた1994年のクライムドラマ映画のことです。《Pulp Fiction》は、この映画で、ジョン・トラボルタとサミュエル・L・ジャクソンが演じたギャング・キャラクターの2人の有名なシーンを描いたもので、実際のシーンでは拳銃を構えていますが、バンクシーの作品では「バナナ」に置き換えられているところがポイントです。

バンクシーが度々作品を通して、反暴力や反戦争を訴えてきていることから、本作もそう言ったメッセージが含まれていると想像できます。また『Pulp Fiction』はギャング達が出てくることもあって暴力的なシーンを多く含み、そういった“アメリカ”の有名な映画を取り上げることで、大衆文化へのリスペクトを表しつつも、アメリカの外交政策や銃社会を批判する側面を持っているとも捉えることができます。

他にも、《BOMB LOVE》《Sale Ends (v.2)》《Jack and Jill (Police Kids) 》《Napalm》《HMV》《Very Little Helps》が展示されます。

これまではイベントでしか展示の機会がなかった作品たちも、会期中は常に展示されていますので、過去のイベントにご来場いただけなかった方や、もう一度ゆっくり鑑賞したい方などぜひこの機会に無料会員登録、バンクシー作品のオーナー権を購入し、アートスペースにお越しください。スタッフ一同お待ちしております!

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文章:ANDART編集部